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育休中のリスキリングとは?国会で炎上していたけど、どうして?

こんにちは!ku-koです。

今回は最近よく耳にする「リスキリング」、それも「育休中のリスキリング」についてです。

国会で炎上していた「育休中のリスキリング」って何?育休中にそんなことできるの??

これから育休を取得するプレワーキングペアレントの皆さん、またその上司の方や人事部の方に実態を知っていただける記事になっています。

目次

1.炎上していた「育休中のリスキリング」ってそもそも何?

2.「育休中のリスキリング」が炎上した理由

3.ku-koが育休中にリスキリングできた理由

4.育休中にリスキリングするために必要なのは?

5.そもそもリスキリングは育休ありきのものではない!(当たり前)

1.炎上していた「育休中のリスキリング」ってそもそも何?

ご存じの方も多いかもしれませんが、まずは簡単に事象のおさらいです。

2023年1月の国会の代表質問で自民党の大家参院議員より

「育休・産休中に、リスキリングによって一定のスキルを身につけたり、学位を取ったりする方々を支援できれば、逆にキャリアアップが可能になる」

という発言がありました。

それに対して岸田首相は

「政府としては、人への投資の支援パッケージを5年で1兆円に拡大し、リスキリングへの支援を抜本的に強化していく中で、育児中などさまざまな状況にあっても主体的に学び直しに取り組む方々をしっかりと後押しして参ります」

と答弁しています。

リスキリングとは・・・

現役のビジネスパーソンの学び直しのこと。企業のDX推進が必須である今、DX人材育成の文脈で使われることが多いようです。(この記事では分野を限定しない「学び直し」と捉えています。)

つまり育休中のリスキリングとは・・・育休中に「学び直し」により新たなスキルを身につけること。

2.「育休中のリスキリング」が炎上した理由

ではなぜ「育休中のリスキリング」が炎上したのか、理由を考えてみましょう。

まず国会の代表質問を受けて、ワーキングペアレントの皆さんはどう感じましたか?

ku-koは、

ん?学位?それって育休中に保育園で子供を預かってくれるってこと??違うよね・・・っていうことは自宅保育しながら?それは無理でしょう・・・

という感想でした。

私は特に産後の体調回復が遅かったので体がしんどい育休前半は「寝かせてくれ〜〜〜!」と毎日思っていました・・・。体が元気であっても、自宅で子供を育てながらの勉強というのは、どう考えてもハードルが高いです。ずっと抱っこしていてほしい赤ちゃんもいれば、母乳やミルクを飲まないので頻回授乳になる赤ちゃんもいます。この状態で勉強・・・無理でしょう・・・となるのは当然です。

世間の批判をみていても、「リアルな育児への理解不足」これが全てではないかと思います。

(とはいえ、代表質問をした大家議員もそれに回答した岸田総理も、悪気があったわけでは当然ないと思います^^;

「育休中は時間があるからリスキリングできる」「自宅で赤ちゃんの面倒をみながらリスキリングできる」というような発言をしているわけではありませんしね。)

3.ku-koが育休中にリスキリングできた理由

ではku-koの場合、育休中はどうだったか?学び直しできたのか?について書いていきます。

「無理でしょう・・・」と言いながら、ku-koは2人目の育休中にキャリアコンサルタントの一次試験を受験し、合格しています。

(あと資産運用のために不動産も購入しました。不動産購入のための調査・勉強にも時間を使いましたが、これはまた別の機会に・・・)

でもでもでも、これはですね、保育所付きシェアオフィスの「Maffice」にお世話になったから実現できたことなんです。

詳細体験談はこちらの記事を読んでみてください!

Mafficeとは・・・

マフィスは、ママと家族のためのシェアオフィス(Mam and family’s office)です。

保育園とワークスペースを隣接させることで、子どもたちが日々すくすくと育つ様子を五感で感じとり、成長に寄り添いながら、プロフェッショナルとして自分らしいキャリアを積み重ねることができる、新しいタイプのオフィスです。

つまり、「育休中にリスキリングは可能。ただし自宅保育では不可能なので、保育とセットで考えるのが必須。お金もかかります」ということです。

4.育休中にリスキリングするために必要なのは?

育休中にリスキリングするためには、定期的に保育をしてくれる保育園を見つけ、運良く入園することができた上で、お金を払うことが必要です。

ku-koの場合はMafficeを見つけてたまたま入れましたが、本当は近くの保育園に空きがあって定期的に一時保育をしてもらえるのが1番良いんだと思います。(Mafficeへは電車で通っていました)

赤ちゃんを連れての電車移動は大変ですし、自宅の近くであれば自宅で勉強できますしね。

ただ、公立保育園の一時保育なんて、枠が少なすぎて抽選だったりしますからね・・・

それだと学びの計画も立てにくくて、今のままだとあんまり現実的ではないかな?と思います(息抜きにはものすごく助かるのですが)。

今の認可保育園は私がMafficeでお願いしたような週1保育に対応するような制度にはなっておらず、基本的には週5の保育か不定期の一時保育の2択だと思います。

会社側からすると「保育園に余裕があって週5で入れるなら復職してよ・・・」ということになるでしょうし、不定期の一時保育ではリスキリングに繋げるのはなかなか難しい・・・というのが現状だと思います。

5.そもそもリスキリングは育休ありきのものではない!(当たり前)

国会答弁の話に戻ると、「育休中にリスキリングできれば、子育てをしながらもキャリアの停滞を最小限にしたり、逆にキャリアアップが可能になる」という発言がありました。

つまりこれは「育休をブランクにしない」みたいな発想からきていると思います。

その文脈で捉えるなら、「保育園に入れるならリスキングなんて言わずに早く復職を!」となります。

(育休でキャリアが停滞するなら育休を極力短くすれば良い、ということになりますよね?)

しかし「育休をパラダイムシフトの機会」と捉えるなら、「あえて本業から離れて幅を広げるために保育園を一時利用する」のは大いにアリなんじゃないかなーと思います。

イメージはまさにハシゴ型のキャリアではなく、ジャングルジム型のキャリア。

(Facebook社のシェリル・サンドバーグが「LEAN IN」で語った言葉。興味のある方は下記からどうぞ!)

そう考えると、育休とは関係なく誰もが「あえて本業から離れて、別のことを学んでみたい・やってみたい」と思う可能性があると考えます。

そういえば私の勤める会社は「ボランティア休暇」ってあったな・・・「リスキリング休暇」もあってもいいよな・・・なんて思い調べてみたら、オムロン等で導入予定のようですね。時代は進む。

働く期間が長くなってきた今の時代、「本業から離れて、自分の幅を広げる学び直しをやってみたい!」という人は増えていくんじゃないかなーと思っています。

だんだん話がそれてきたので、この話はここまで。

ではまた!

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この記事を書いた人

管理職初心者のワーキングマザー。一級建築士。キャリアコンサルタント試験に合格し、キャリア支援や組織開発の勉強中。キャリアを生き抜くための情報や体験談を発信しています。

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